
こんにちは。ACRO韓医院の朴智善院長です。
顔のリフティングやボディラインの改善のためにカウンセリングに来られる方から、よくいただくご質問があります。
「シュリンクとONDAは何が違うんですか?」
「どちらも脂肪を減らす施術だと聞いたのですが、どちらを受けたほうが効果的ですか?」
実際、2つの施術はどちらも顔とボディに使うことができ、脂肪の減少と皮膚の弾力改善に活用されるという共通点があります。
しかし、使用するエネルギーと熱を伝える方法には違いがあります。
ONDAは脂肪組織に熱エネルギーを届けて局所的な脂肪のボリュームを減らし、皮膚の弾力を改善するために活用され、
シュリンクは皮膚の下の狙った深さに熱凝固点をつくり、組織の収縮とコラーゲンの再形成を促す施術です。
特にシュリンクは、皮膚の弾力やたるみの改善だけでなく、
脂肪層をターゲットにするチップを使って、二重あごやボディの局所的な脂肪の減少にも活用できます。
そのため、どちらの施術が優れていると決めつけるよりも、現在の脂肪の量や皮膚のたるみの程度、施術部位に応じて選ぶことが大切です。
今回は、2つの施術の原理と違い、顔とボディでそれぞれどんな場合に適しているか、一緒に受けられるのかまでまとめてみます。

1. シュリンクとONDA、どんな違いがあるのでしょうか?
最も大きな違いは、使用するエネルギーと熱を伝える方法です。
まずシュリンクは高密度焦点式超音波(HIFU)を利用する施術です。
超音波エネルギーを皮膚の下の決められた深さに集中させ、微細な熱凝固点をつくる方法です。
特に顔では、筋膜(SMAS)層をはじめとする狙った深さに熱エネルギーを届けて組織の収縮とコラーゲンの再形成を促し、
それによって皮膚の弾力やたるみの改善が期待できます。
また、脂肪層にエネルギーを集中させる場合には脂肪細胞の熱損傷を促すことができ、局所的な脂肪の減少にも役立つことがあります。
一方、ONDAリフティングは2.45GHzのマイクロウェーブ(マイクロ波)を利用します。
皮膚と皮下脂肪組織に熱エネルギーを届けて、脂肪組織の変化とコラーゲンの再形成を促す方法です。
2024年にBioengineeringに発表されたONDA国際諮問委員会の推奨文でも、
局所的な脂肪の減少と皮膚の弾力改善が主な施術目的として説明されています。
2つの施術の特徴を簡単にまとめると、次のとおりです。
| 区分 | シュリンクユニバース | ONDAリフティング |
|---|---|---|
| エネルギー | 集束超音波(HIFU) | マイクロウェーブ |
| 主な作用 | 狙った深さに熱凝固点を形成 | 皮膚・脂肪組織に熱を伝達 |
| 主な目的 | 皮膚の弾力・たるみの改善、局所的な脂肪のケア | 局所的な脂肪の減少と皮膚の弾力改善 |
| 顔 | フェイスラインのたるみ、二重あご、皮膚の弾力 | 二重あごの脂肪、フェイスライン周りのボリューム |
| ボディ | お腹、二の腕、太ももなどの脂肪・弾力 | お腹、脇腹、太ももなどの脂肪・弾力 |
2. ONDAリフティング:脂肪のボリュームのお悩み
ONDAリフティングは、脂肪のボリュームのせいで顔の輪郭やボディラインがもたついて見える場合に検討できる施術です。
顔の代表的な部位といえば、二重あごです!
体重がそれほど多くなくても、あごの下に脂肪が集中していると、顔と首の境目がぼやけて見えることがあります。
このような場合は、皮膚を引き上げるだけでなく、あごの下の脂肪のボリュームもあわせてケアすることが大切です。
ボディも同じです。全体の体重は標準の範囲内でも、
お腹や脇腹、太ももなどに脂肪が集中していると、特定の部位のラインが悩みになることがあります。
このような方にも、ONDAリフティングを検討できます。
では、ONDAは脂肪にどのような変化を起こすのでしょうか?
ONDAリフティングは、マイクロウェーブのエネルギーを利用して皮下脂肪組織に熱を届けます。
2025年にCosmeticsに発表された研究では、ONDA施術後のお腹の脂肪組織を顕微鏡で分析しました。
その結果、脂肪細胞の損傷と、それを処理するマクロファージの反応が観察されました。
これは、ONDAが脂肪細胞に直接的な変化をもたらし得ることを示す研究結果です。
ACRO韓医院では、ONDAの3mm・7mmハンドピースを使い、脂肪量や皮膚の状態に応じて深さを分けて施術しています。
3mmは真皮から脂肪層の上部まで届き、皮膚の弾力を見るときに使い、
7mmは皮下脂肪層に届き、脂肪を整えるときに使います。
そのため顔では、二重あごとフェイスラインの脂肪は7mmで整え、フェイスラインの弾力と頬の前側、頬の深部脂肪は3mmで見ていきます。
ボディも、残った脂肪のボリュームは7mmで、表面の弾力は3mmで、あわせて計画します。
同じ部位でも脂肪と弾力の割合は人によって異なるため、2つの深さを使う割合も変わってきます。
特に、次のような場合にONDAリフティングを検討できます。
• あごの下の脂肪がぷっくりつまめる方
• 二重あごのせいで顔と首の境目がぼやけている方
• お腹や脇腹の局所的な脂肪がお悩みの方
• 二の腕や太ももの脂肪のボリュームを減らしたい方
• 局所的な脂肪と皮膚の弾力をあわせて改善したい方
ただし、顔とボディは部位ごとに脂肪の量や分布が異なるため、
脂肪がどの部位にどれだけ分布しているかを確認し、必要な部位を選んで施術することが大切です。
3. シュリンク:皮膚の弾力とたるみの改善、脂肪の減少
シュリンクは、皮膚の弾力が低下してフェイスラインや頬の周りがたるんで見える場合に検討できる施術です。
年齢とともに皮膚を支える組織の弾力が低下すると、
以前よりフェイスラインがぼやけたり、口元の周りが下がってきたように感じたりすることがあります。
このような場合は、脂肪を減らすことよりも、皮膚の弾力とたるみを改善することのほうが重要な場合があります。
シュリンクは、集束超音波のエネルギーを筋膜(SMAS)層など皮膚の下の狙った深さに集中させ、微細な熱凝固点をつくります。
この過程で組織の熱収縮とコラーゲンの再形成が促され、時間の経過とともに皮膚の弾力やたるみの改善が期待できます。
とはいえ、シュリンクは皮膚の弾力のためだけに使う施術ではありません。
集束超音波が脂肪層に届く場合は脂肪細胞に熱損傷を促すことができるため、脂肪の減少にも役立つことがあります。

ACRO韓医院では、顔の施術には主にシュリンクユニバースの2.0mm、3.0mm、4.5mmチップを使用していますが、
二重あごの脂肪量が多く、皮下脂肪層の厚さが十分な場合には6.0mmチップまで活用することもあります。
ボディでは、6.0mmと9.0mmのチップを使って、お腹、二の腕、太ももなど脂肪が集中している部位にエネルギーを届けることができます。
つまり、同じシュリンクでも、どの部位にどの深さのチップを使うかによって施術の目的が変わるのです。
特に、次のような場合にシュリンクを検討できます。
• 以前よりフェイスラインがぼやけ、下にたるんだ感じがする方
• 頬のお肉は多くないものの、皮膚がたるんで見える方
• 口元やあご周りの弾力が低下した方
• 二重あごの脂肪が厚く、脂肪層までケアしたい方
• お腹や二の腕などボディの局所的な脂肪と弾力がお悩みの方
ただし、チップの深さが深いからといって、必ずしも効果が高いわけではありません。
皮膚や脂肪の厚さが十分でない部位に深いチップを使うことは適さない場合があるため、
実際の組織の厚さと施術部位を考慮して選ぶことが大切です。

4. 顔とボディ、ONDAとシュリンクのどちらを選べばよいのでしょうか?
実際の診療では、同じ部位のお悩みでも原因が異なることが多くあります。
たとえば二重あごがお悩みでも、脂肪が多いためにフェイスラインがぼやけている方もいれば、
脂肪は多くないものの、皮膚がたるんで二重あごのように見える方もいます。
大きく3つのタイプに分けてご説明できます。
① 脂肪が多いタイプ → ONDAリフティング、または脂肪層をターゲットにするシュリンク
あごの下の脂肪がぷっくりつまめたり、お腹や脇腹などに脂肪が集中していたりするタイプです。
このような場合は、脂肪のボリュームを減らして輪郭を整えることが大切です。
ONDAリフティングを優先的に検討でき、脂肪の厚さや部位によってはシュリンクの深いチップを活用する方法もあります。
② 脂肪は少ないものの皮膚がたるんだタイプ → シュリンク
あごの下の脂肪は多くないものの、皮膚がたるんでフェイスラインがぼやけたタイプです。
減量後に二の腕やお腹の皮膚の弾力が低下して、たるんで見える場合もこれに当てはまることがあります。
このような場合は、脂肪を減らすよりも皮膚の弾力とたるみの改善に焦点を当てることが大切なため、シュリンクを優先的に検討できます。
ただし、皮膚のたるみが強い場合は、非侵襲的な施術だけでは十分な改善が期待しにくいことがあります。
③ 脂肪と皮膚のたるみが両方あるタイプ → ONDA+シュリンク
実際には、脂肪と皮膚のたるみが一緒に見られるケースも多くあります。
たとえば、あごの下の脂肪が厚く皮膚の弾力も低下している場合や、お腹に脂肪がありながら皮膚もたるんでいる場合です。
このような場合は、ONDAで脂肪のボリュームをケアし、シュリンクで皮膚の弾力もあわせて改善する方向で施術を計画できます。
ただし、2つの施術を必ず一緒に受けなければならないわけではなく、脂肪の量や皮膚の状態によっては1つの施術だけで計画することもできます。

5. ONDAとシュリンク、同じ日に一緒に受けてもよいのでしょうか?
ONDAとシュリンクは、患者様の皮膚の状態によっては同じ日に併用することも検討できます。
2つの施術は異なるエネルギーを使うため、脂肪のボリュームと皮膚の弾力をあわせてケアする目的で活用できます。
たとえば、あごの下の脂肪が厚く皮膚の弾力も低下している場合なら、
ONDAで脂肪のボリュームをケアしながら、シュリンクで弾力の改善もあわせて計画できます。
ボディでも、お腹や二の腕のように脂肪と皮膚のたるみが両方気になる部位に、2つの施術を活用できます。
反対に、脂肪量は多くなく皮膚のたるみが主なお悩みであれば、シュリンクだけを行うこともあるでしょう。
ただし、どちらの施術も熱エネルギーを利用するため、同じ部位に併用する場合は、
皮膚の状態や脂肪の厚さ、施術の強さを十分に考慮する必要があります。
大切なのは、2つの施術を必ず一緒に受けることではなく、現在の状態に応じて必要な施術を選ぶことです。
ACRO韓医院では、院長が直接、脂肪の分布や皮膚の厚さ、たるみの程度を確認したうえで、
施術部位とエネルギー、ショット数を個別に計画しています。
6. ONDAとシュリンク、何回くらい受ければよいのでしょうか?
どちらの施術も、1回の施術後に変化を感じる場合もありますが、
皮膚の状態や改善の目標に応じて、繰り返しの施術を計画することがあります。
ONDAリフティングは、一般的に3~4週間の間隔で3回程度の施術をおすすめしています。
脂肪量や施術部位、施術後の経過を確認しながら、追加施術を行うかどうかを決めていきます。
シュリンクは、1~3か月の間隔で3回程度の施術を計画できます。
施術後にコラーゲンの再形成が進むため、皮膚の弾力やたるみの変化を確認しながら間隔を調整します。

おわりに
シュリンクとONDA、ご自身の顔とボディに合った施術を選ぶことが大切です。
シュリンクとONDAはどちらも顔の輪郭やボディラインの改善に活用できますが、
使用するエネルギーと、主にターゲットにする組織には違いがあります。
二重あごやお腹、脇腹など局所的な脂肪のボリュームがお悩みなら、ONDAリフティングを優先的に検討できます。
一方、皮膚の弾力の低下やフェイスラインのたるみがお悩みならシュリンクを検討でき、
脂肪層が厚い二重あごやボディでは、深いチップを使った脂肪のケアも可能です。
脂肪と皮膚のたるみが両方ある場合は、2つの施術を併用する方法もあります。
結局のところ大切なのは、どちらの施術が優れているかではなく、
今のご自身の顔とボディにどんな変化が必要なのかを正確に見極めることです。
ACRO韓医院では院長が直接診療し、
顔とボディの脂肪の分布、皮膚の厚さ、弾力の状態を確認したうえで、必要な施術部位と方法を計画しています。
どの部位は脂肪のボリュームを減らし、どの部位は皮膚の弾力を改善すべきかを見分けること。
それが、自然な顔の輪郭とボディラインをつくるうえで大切なポイントです。
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